原  SOGEN

 

 

 

希望を持って

L関口 正雄

 

 年の瀬となり、またひとつ歳を取っていきます。先日、同級生の友人が亡くなりました。新聞の死亡欄をみても、同じような年齢の人が亡くなっていると何となく寂しくなります。若いとき、特に40代位までは同じ学年の人が亡くなっても、自分は違うみたいに考え、死ということを考えることは殆んどありませんでした。しかし60歳を過ぎた今は「死」は避けて通れないことになってきました。「死」と闘っても勝利することは出来ませんが、ただ黙って受け入れることも出来ません。勝つことが出来ないことを承知の上で闘うしかありません。ただ、「老い」とは闘えます。若い気持を持つことで若くいられると言います。亡くなった友人の分も含めて、これからも「老い」と闘いたいと思います。

 ところで、ライオン誌を見ると、ライオンズクラブの解散・合併という記載が毎月のように掲載されています。組織は齢を重ねるたびに、金属疲労を起こし、閉塞感が漂ってきます。

 しかし、新しいライオンズクラブが生まれるときは20人前後でも、いつしか50人、60人のメンバーを抱えるようにもなります。まだまだ生まれたばかりと考え、若い気持、若くいようとする気概を持てば、倒れるものではありません。死を受容することは簡単ですが、生きている意味が失われていきます。日々活動していることで、新しい発見や出会いもあります。奇跡は簡単には起こりませんが、遠藤周作の「イエス」像にあるように「ライオンズクラブと関わりを持った人々がライオンズクラブを決して忘れない」という存在になりたいものです。遠藤周作の描くイエスは、軌跡は勿論何も出来なかったがが、イエスと関わりを持った人は、決してイエスを忘れることはなかった存在として描かれています。決して忘れられなかった。素晴らしいことではないでしょうか。何も出来なくとも、砂漠の一滴でも、人々から忘れられない存在でいられるようなクラブになりたいものです。ろうそくの炎を消さないように。そして新しいろうそくの炎が再び大きく燃え盛るのを夢に描いて来年も活動しましょう。

「ライオンズクラブとのかかわり方」

石橋 美枝

 

 地球温暖化と巷で叫ばれるようになってから久しくなりますが、その影響なのかどうか今年の天候はことごとくおかしかったように思います。夏は長雨に日照不足で泣かされたと思ったら、秋に入ってからは降水量が例年の2割程度しかないというのですから・・・。

 サモア地震に続いてスマトラ沖地震が起き、津波で町が壊滅的ダメージを受け、ニュースではキャスターが自衛隊の派遣を早急に行うべきだと話しをしておりました。ライオンズクラブに入会して4年目になりますが、もしライオンズに入会していなければ被災者の救済はどこか人ごとのような遠い国の話しとしか感じていなかったのではないかと思います。つい先日も台風被害にあった佐用町へのタオル支援がありましたが、被災地への支援等がとても身近に感じられるのはやはりライオンズクラブに入会したお陰だと思っています。 

 ライオンズクラブに入会しても、その関わり方によって色々な捉え方が出来るものだと思います。例えば、クラブ、ゾーン、リジョン、地区、複合地区、日本レベル、世界レベルのどのポジションかによってそれぞれの役割があるようですが、活動範囲もどんどん広がっていきます。それに伴って知り合いも増えていくことでしょう。さて、自分はライオンズクラブにいて何がしたいのか?それがとても大切だと思います。自分のクラブだけでは出来ないことでも他のクラブと一緒になら出来る事もあるでしょう。そういった関わりの中から全国、全世界のどこのクラブとでも仲間として繋がり合える。それがライオンズクラブ会員としての醍醐味だとも言えるかもしれません。自分のやりたい事に前向きに取り組んで いる内に自然と歩みが外へ向く方も、クラブや地区に止まって地域に密着た活動を続ける方もあると思いますが、私はそのどちらもがライオンズクラブ会員として正解だと思っています。長い間続けていれば、仲の良かった方と仲が悪くなったりすることもあるかもしれませんし、元々馬が合わない方もいらっしゃるかもしれません。しかし、出来るだけ相互理解の精神で楽しくクラブ活動が出来たら嬉しく思います。色々な問題やトラブルはきっと 未来へ歩みを進める為のチャンスであり、きっかけとなるはずです。楽しいクラブ活動であれば、退会する方は減り、入会する方が増えていくと信じます。楽しいクラブで有る為に是非思いやりの心を持ちましょう。お互いに気遣うことでお互いに優しくなれるのではないでしょうか。

 

イオンズクラブの輝ける未来を信じて頑張りましょう。

 

9月号会報より

 

時代に沿ったライオニズム

 

L福森和千代

 

 

新参者の少し僭越な意見としてお読みください。

私のライオンズクラブに対するイメージは、お金と時間のある人たちの集まりでした。しかし、入会によって「ウィ・サーブ」のスローガンの下、色々な社会奉仕活動を目的としていることを知りました。

社会貢献には金銭的、物的、精神的、人的などのスタイルがあります。小樽繁栄を築いた遠藤又兵衛、金子元三郎、木村園吉、板谷宮吉らは毎年多額の寄付を小樽孤児院(育成院の前身)にしていたと記録にあります。これら明治の実業家達は寄付という形で社会奉仕をしていたわけです。

先輩会員から、昔は100余名の会員がいたと聞きますが、今はわずか20数名です。会員減少の理由・原因の一つに、冒頭に述べた金と時間のある旦那衆の集まりというライオンズのイメージがあるかも知れません。今日の社会情勢において経済的負担は大きいものがありますが、金と時間がなければライオンズメンバーになれないのでしょうか? 

世間には多様な能力を持った沢山の人々がいます。それらの能力を生かした貢献の仕方や伝統を踏まえた今日的小樽グリーンライオンズクラブのあり方を模索する必要があるのではないでしょうか。


8月号会報より

 

冬の時代のライオンズ

 


L関口正雄

 

 厳しい社会情勢のなかで、みんなが右往左往している。「勝ち組・負け組」は、経済的な成功、どれだけの資産を獲得したかによって、社会から判断される。何でも鑑定団に出演している中島先生の口癖である「良い仕事をしていますね」という評価が後ろに退いている。「良い仕事をしている」という評価で社会が動けば、株取引・先物取引・為替相場といった、金銭の動きや金銭の多寡によって人間が評価されることはない。良い仕事をした結果として、多額の報酬が得られることは当然であるが、それを社会に還元することにより、人間の評価が高まる。

 米国で生まれた我々のライオンズクラブも、キリスト教の精神を踏まえ、人間的に評価されることを目指していたと思う。我々の活動が、砂漠の一滴であ

って、むなしくなることもあるかも知れない。すぐには何も変わらないかも知れない。人一人の命さえ救えないかも知れない。しかし諦めてしまっては、何も変わらない。

 我々のライオンズクラブも、「良い仕事をしていますね」と言われるような団体・組織でありたい。その結果として誇りを持って、ライオンズクラブに新しいメンバーを誘えるような団体・組織でありたい。勿論クラブ内の雰囲気も大事である。新しいメンバーが入ってきた時、ガタガタの組織で、雰囲気も悪ければ、誰も入会しない。新しいメンバーを増やすためにも、我々がまず積極的にアクティビティに精を出し、楽しい雰囲気の組織作りに努力したい。

      楽しい場・意義ある場とすることが大切。

       昨年一年間キャビネット会議等に参加させて頂いたが、「良い

      仕事」をしようということを、どこで、誰が、議論し、知恵を出

      すのかという視点が足りない感じを受けた。それこそが大事な事

      と思う。前国際会長は、エブリディヒーローを掲げて、1年間頑

      張ってきた。我々も、皆がリーダーシップを取る決意で何かを謳

      いたい。

       組織を維持することは重要であるが、組織を維持することが目

      的となっては、本末転倒である。

                ヘレンケラーは、「盲目の騎士となれ」と   

               言ったが、我々も、新しい謳い文句を考え、

               行動したい。良い仕事をしたと言えるような

               一年であることを執行部に期待すると共に、

               自らも精一杯頑張って参加して行きたい!

                   春を迎えられるように―

 

 

7月会報より

 

〜草原よ、再び甦れ…ライオン達よ、生気に溢れて疾走せよ!〜

 

 

L髙橋昭三

 

 

 

 今期、前田会長・澤田幹事という、私共のクラブの中でも色々な意味での、経験豊富なリーダーが誕生した。おそらく強いリーダーシップによって、クラブそのものが蘇る事を大いに期待する。

 

我がクラブの四十年を顧みると確かに華々しかった。クラブ創立後僅か7ヶ月后の年次大会で、PR活動銀賞の外に数々のアワードに輝き、ブラザークラブの驚きの声を心地よく聞いていたものである。今考えてみると壮大なアクティビティの数々が想い出され、その都度ヒーローの様な中心になって活躍したライオンが必ず存在した。国際理事・二人のガバナーも輩出することが出来た。比較的新しいメンバーは、グリーンクラブのその様な事を知らないと思うが、曾てはその様であった。この様に言及してくると、また昔の古い話の自慢話しをしていると言われそうであるが、私共は自分のクラブの歴史、自伝を知ることが大切であり、その様な歴史の上に今私共は在ると認識しなければならない。

 

私共医師の仲間の「座右の本」とされるものに「平静の心」という本がある。著者は、アメリカの高名な内科教授で、19世紀後半から20世紀初頭にかけてのオピニオンリーダーであったウィリアム・オスラーである。

 

曰く、

 

「過去は常にわれわれと共にあり、決して消え失せるものではない。 

(言葉を読み変えて)われわれにとって小樽グリーンライオンズクラブ

 の名声こそが貴重な宝である。茨の道を踏み分けて歩み、今日の地

 位・名声を保った先達こそが、名誉と栄光の担い手となった」と。

 私はチャーターメンバーとして自慢しているのではない。会員の

 中には、昔の事を今更何も言う事はない。クラブの現状・現実が大

 切なんだという声も聴く。確かにそうではあるが、ウィリアム・オ

 スラーは、クラブの栄光を誇りとして今一度蘇えれと、私共を奮い

 立たせようとして励ましていると考えたい。

 

               わがクラブには、豊かな資質を備えた若い

              メンバーがいる。これからも又若々しい、頼 

              もしい会員の加入が望まれる。

 

 

               

 

                        小樽グリーンライオンズクラブよ、

 

                  再び草原を疾走しようではないか!